先日実家から予告なく届け物があり、包みを開けると何と昔使っていた油彩道具一式が。油絵の具の顔料は重金属から作られているものが多いので、開けた途端に部屋の中が金属の錆びたような独特の臭いで充満してしまいました。おそらく 10 年以上は開けられていない、タイムカプセルおぼしき絵画道具たちです。
実はガラにもなく、中学校まで絵の先生に師事して絵を習っていた時期がありました。子供の落書きから始まり、最後は大人と一緒になって油彩までたどり着きましたが、結局部活が忙しくなってやめてしまい、自分のその後の進路を変えるまでには至らず。決して器用な方ではないので、結局絵画としての成果は大してありませんでしたが、そこから得た偏った芸術感覚がここの Web サイトのデザインを形作っているかも知れません。そして色を作るのに、美術の授業でも必ず出てくる色空間表現の基礎中の基礎とも言える HSB(色相・彩度・明度)より、デジタルなRGB(赤・緑・青。光の三原色)から作る方が得意なのは *1 、結局デジタルアート(IT バブル的死語?)向けのセンスゆえ、時代を先取りしすぎた才能だったということでしょうか(笑)。そういうことにしとこ。
実家の母親が絵画道具を送ってきた意図は、今後油絵に復帰することもあるだろうということより、思い出の品ということで送ってきたのでしょう。送られて来てから実家に電話してないので実際にどうなのか知らないのですが(笑)、どちらにせよもう油絵に戻ることはないと思います。お金も時間もかかりますし、何より服が汚れます(笑)。油絵を習っていたときは、服をいっぱい汚してぎょうさん怒られましたからねぇ。名画が数百年経っても絵画として形を維持しているのと同様、油絵の具は一回服に付いたら何をしても絶対に落ちないんですよ、これが。
でも Painter だったら服を汚さずとも、そして高い画材道具を揃えなくとも、たのしくお絵かきが出来るかもしれません。
Painter は、パソコンで絵を描くためのアプリケーションソフトです。タブレット利用することで、油彩水彩や色鉛筆やクレヨンなど様々な画材をコンピュータの仮想キャンバス上で再現するというアプローチのソフトで、これら画材表現力の高さは他の追随を許していないソフトです。私が初めて Painter に触れた当時はバージョン 4 でしたが、当時の Painter は紙箱でなくペンキ缶にソフト一式が入っていて、実際に缶切りで缶を開けてソフトを使うというオシャレなソフトでした。今は普通の紙の箱になって残念な限り。
1990 年に発売された Painter 1 (初代)から 4 までは米国 Fractal Design という会社のソフトでしたが、その後 Meta Creations 社に開発が移り、さらに加国 COREL 社に売却されるという、足場のしっかりしない不遇なソフトウェアでもあります。そして COREL に移った 7 と 8 のソフトウェアとしての出来は相当悪いらしく、そのあまりもの酷さに敢えて 6 をそのまま使い続けている人も多いそうです。
しかし最新バージョンである 9 では 6 以前にあった機能の復活や改善が多いバージョンだそうで、COREL 社移籍以来の出来になっているとか。食指が動きますねぇ、ということで購入を迷っている次第。タイトルページを月替わりの絵にしたいとかもあるのですが、果たしてその時間が今後も取れるかどうかねぇ…。暇つぶしの落書き程度に付き合うのも良いかな。
買うときは、知り合いの高校生に頼んで、半額近いアカデミックパックを所望する予定です(笑)
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