南極の氷が入荷

先日仕事のつてで、南極観測船しらせが持ち帰った南極の氷を頂くことが出来まして、急遽これについての研究会 … 飲み会が開催されました。

ロックとは生き方

一見堅そうですが、雪を押し固めたようなもので、実はスカスカです。

 所属するスコッチ文化研究所の支部員同士によるテイスティング研究会とか適当な理由を付けて、我が家(会場?)では定期的な飲み会をやっています。前回は移動型会場での研究会をも開催するほどの気合いの入りっぷり(笑)

 先日仕事のつてで、南極観測船しらせが持ち帰った南極の氷を頂くことが出来まして、急遽これについての研究会 … 飲み会が開催されました。ちなみにしらせは老朽化で既に引退しており、現在二代目の砕氷艦が建造中ですがそれが出来上がるまでは日本の観測隊はチャーター便で南極に行くので、しばらく(再来年くらいまで)再入荷はありません…

 しかし私たちはそもそもスコッチに氷を入れて飲むと言うことをしたことがほとんど無いので、ストレート用のテイスティンググラスはありますが、ロックグラスが家にありません。仕方がないのでブランデーグラスで大きいのを無理矢理ロック用としました。まだまだ困ったことはあり、手持ちのスコッチのうちどれがロックで飲むのに向いているのかがさっぱり分かりません。そうしたら友人 M 氏はさっそくとんでも無いものを繰り出してきました。BRUICHLADDICH ROCKS。なんでもロックで飲む前提での味覚設計を行っているとのことですが、詳しくは同じ会を別の視点から書いた記事をご覧下さい(笑)。味はコクがあって何故か脂肪の味がし、ロックで冷やして飲んだらさらにそれが強まります。さすが 40 本近いスコッチを自宅に隠し持っていることだけのことはあります。こんなところでこそこそ飲んでいないで、むしろ開店した方がいいのでは?

 私は大した手持ちがないので、とりあえず氷が溶けて薄くなっても味が薄まりにくいカスク *1 を適当に出撃させました。

  1. MACALLAN CASK
  2. BOWMORE DUSK
  3. 余市 12y (カスクではないです)
  4. 余市 シングルカスク
  5. 軽井沢 VINTAGE CASK
BRUICHLADDICH ROCKS と記念撮影。

 以前いろんなカスクのモルト(高い)をソーダ割りにしてみるという遊びをしたことがありまして、意外なことに日本のモルトである軽井沢余市が一番美味しかったです。おそらく日本人のほとんどはウィスキーをそのままストレートでは飲まず、水割りやソーダ割りなどにして飲むことが多いので、製造段階でそういった味の設計を行っているのだと思われます。今回ロックで飲むに当たって同じことを日本のモルトに期待していたのですが、う~ん、残念ながらロックという飲み方はやはり私にはいまいちな飲み方なのか、しっくり来ませんでした。いや、決して不味かったわけではないのですが…。度数が高すぎるなら最初から水を入れますし、やはり冷たくして飲むというのは風味が弱まることはあっても強まったり別の風味が顔を出してくるようなことはないということを認識した次第です。ちなみに水の場合、さすがにトゥワイスアップ(水とウィスキーが1体1)では風味は弱まってしまいますが、ほんの数滴添加すると全く別の顔を垣間見られる場合があります。

 南極の氷に話を戻しますと、まるでそれは雪をかなり堅く固めたような感じです。アイスピッカーを使わなくても、スプーンなどで簡単に削ることが出来ます。が、やはりロック用のサイズにするにはハンマーで砕く必要があるようです。私の場合はビニル袋に入れた上からハンマーで砕きましたが、アイスピッカーがあれば実は良かったのかも知れません…しかしそれは例によってロックという飲み方をしないので、家にありません~。グラスの中で融けるときはピキピキと音を立て、一万年ぶり(かどうかは実際分からないのですが 笑)に溶ける氷に歳月の重みを感じることが出来ます。大きさの割に実際に氷の密度は低く、すぐ融けてしまうのでお早めにお召し上がり下さい。

  • *1 通常は樽から出したウィスキーに加水することにより、40% 程度のアルコール度数に調整して出荷します。逆に風味を殺さないためにそれを行わず出荷する商品をカスク(cask)と言います。度数は必然的に高くなり、60%以上あるのもあります。

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May 6, 2008 Comments (0) Trackback (0)
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