ブルベというフランス発祥の耐久レースに出場し、故障によりリタイアしてきました...。
ブルベは厳密に言うとレースではなく、規定の距離を規定時間内に走るなどの基準をクリアすると認められる認定試験のようなものです。いわゆるラリーのようなものですか。日本のブルベは Audax Japan という非営利団体が主催しており、神奈川県だけでなく静岡や千葉などでもそれぞれ実施されています。コースはランクに応じて 200 キロ、300 キロ、400 キロ、600 キロがあり、今回は一番距離の短い 200 キロに参加。この距離を 13.5 時間で走りきらなければなりませんが、今回の「BRM 神奈川 403 道志道 200km」コースでは青葉区から山中湖までの往復しながらヤビツ級の峠を3つくらい超えなければなりません。表ヤビツで今だ 40 分代を出したことがありませんし、今まで1日走った最も長い距離は 130km くらいなので、200km という距離だけでもとても無謀な挑戦です。
これのリハーサルとして、道志みちがどのようなところかを把握するために、横浜市民は割引が受けられる道志温泉の日帰り温泉に行って来ました。しかしその時に右膝を痛めてしまいました。もっと練習を重ねなければならないところを、大会までの2週間を安静に過ごし、なんとか膝の故障は完全に治ったと思っていたのですが...。
大会当日は土曜日なので、前日までの平日でなんとか準備や車両メンテナンスをこなし、当日に望みます。スタート地点は自宅から 15km ほど離れた青葉区役所前に受付開始 6:10 なので、前日は 22 時には寝てしまいます。
近所のセブンイレブンに 5:00 集合し、青葉区は市が尾にある区役所前に自走でスタート地点に向かいます。しかし朝の5時から自転車こいでるなんて、なんて健康的なんでしょう。現地に着いたら自転車集団がいて、一発で分かりました。しかし並んでいる自転車はやれ LOOK だピナレロだビアンキだの、一流品ばかり。我が WIZARD なんてどこにもいません。そしてみんなとっても速そうで、こんな凄い集団のなかに自分みたいなヒヨッコが居てもいいのかと不安になることしきり。みんなけっこう知り合いが多いみたいですが、オダックスの会員率が高いのかな?
そうこうしているうちにブリーフィングが始まり、その中でこの道志道コースは全国のブルベの中でもキツいコースであること、数ヶ月前にブルベ走者から事故により半身不随一生台なしな怪我人が出たことを言い渡され、本当に大丈夫なんだろうかと不安で仕方がなくなりました。
そんな心配をしながら車検を済ませ、数台ずつのグループでスタート。町田街道を北上します。市街地なのでゆっくりめに数台ずつでトレインを組んで進んで行きますが、やっぱりグループでトレイン組んで行くのって楽しいですね。いつも自転車で遊びに行く M 氏と二人だけでは味わえないので、地元にもう数人仲間が欲しいなぁ・・・。と、ここまでは順調でした。
高尾に差し掛かる直前くらいで右膝に違和感が入り、ひょっとしたら・・・と一瞬焦りましたが、ギアを落として回転数を上げて行くことで違和感は消えて行きました。しかしちょっとした上りに差し掛かったとき、二週間前と同じ痛みが膝に走り始めました。こりゃやばい...。とりあえず行けるところまで行こうということで進みましたが、ほぼ 30km 地点である京王高尾山口駅付近まで来ても膝の調子は快方に向かいませんでした。ここから 1000m 級の峠を2つ越えなければならないのと、ここ高尾山口を過ぎると大垂水峠を越えないと駅がないため輪行も出来ずリタイア不可になってしまうので、悩みに悩み抜いて DNF(Do Not Finish)宣言を決意。本部に連絡を入れて、高尾山口で自転車をたたんで輪行して帰宅しました。
高尾山口で別れたチームメイト M 氏はそのまま続行したので、私は帰宅後すぐに着替えて応援にとんぼ返り。応援と言っても、応援席があるようなイベントではないので、もっぱらバイクで道志入りし、あとはひたすら追跡です。下手すりゃストーカーですね。ブルベのコースを逆走する形で国道16号から道志道(国道413号)入りし、無数の自転車の中からひたすらブルベ走者とおぼしき反射たすきかチョッキを着た自転車を探します。道志みちの駅付近でちらほらブルベ走者が対向車線を勢いよく下っていくのが見え始め、山中湖手前になると集団走行しているのも見え始めました。山中湖畔に到着し、山中湖の周回を始めたすぐのところで、同行 M 氏とすれ違いました。まさか健在だったとは!!
干渉するとルール違反になりそうなので遭遇したことをメールにて連絡し、山中湖畔でしばし昼食休憩。十数分で出発して M 氏を追いかけ始めましたが、すぐ追いつくかと思いきや、なかなか M 氏の姿が見えませんでした。まさか事故ったりしたんじゃ...と心配になりましたが、道志みちの駅付近でやっと追いつきました。そう、ダウンヒルの自転車はゆうに 40km/h、早い人は 70km/h なんて速度も出うるのを忘れていました。いやーそれにしてもダウンヒルで爽快に山を駆け下りる M 氏のかっこよさと言ったらありゃしません。普段の飲んだくれ M 氏とは大違いです(笑)。
道志みちの下りが始まったら、あとはたいした登りはないのでこの時点でひょっとしたら完走出来るかも...と思い始めましたが、スタートから12時間半後、無事に 200km を走りきりゴールしました。いや~凄いです。我がチーム(といっても二人だけですが)からこんなとんでもない選手を輩出することが出来るとは。もう純粋に凄い、よく頑張りましたね、と心から感激しました。仮にぼくの膝が悪くならなかったとしてもゴールできたのかどうか分かりません。まさに根性のたまものですね。
後日、整形外科で故障した膝を診て貰いましたが、症状は変形性関節症。いわゆる膝に水がたまったというやつでした。医者からは当分自転車に乗らないようにとのお達しが...階段の一段飛ばしも禁止です(笑)。あとは膝の筋トレを続けて、回復を待つしかありません。せっかくこれから自転車シーズンなのに。それと、これを機会に今まで道具のせいにしないということで導入に消極的だった、コンパクトクランクを導入しようと思います。導入は膝が治ってからですが、当面は平地でスピードを出さずにリハビリ走行です。とにかく早く回復することを祈ります。
とりあえず、秋までには何とかしましょう。秋ブルベには是非復活の狼煙を!
こらー!無理はするなー!足使えなくなったらどーするんですか!!
初めましてWIZARD乗りです。こうやってガシガシ乗ってらっしゃる方を見るとなんか安心します。
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