住所地以外の公安委員会を経由した更新申請手続き

なんて長いタイトルでしょう…。要するに住所以外の府県で自動車免許更新をしてきたんです。

縦割りだ…

 今月 12 日をもってついに 30 代に突入してしまいました…。果たしてこんな人間が 30 代でいいのか…という疑問をよそに、運転免許証の更新が今年の誕生日だったので更新手続きを取らなければならなくなりました。しかし周知の通り仕事の都合で現在は兵庫県尼崎に住まいを構えており、半年で横浜に帰る予定なので住民票は横浜のままです。横浜の家に送られた免許更新通知ハガキが尼崎に転送されて到着されても、神奈川県の運転免許試験場か神奈川県警察署でしか更新手続きを行うことが出来ません。

 尼崎の住居も伊丹空港から 15 分ほどの場所ですし *1 、神奈川県の運転免許試験場は二俣川にあるので、飛行機一本とシャトルバス一本で二俣川に到達出来ます。そんなわけで日帰りで免許更新もそんなに大変ではないのですが、仕事が忙しい関係でそれも厳しいのでいわゆる「住所地以外の公安委員会を経由した更新申請手続き」にチャレンジしてみました。

条件とか

 「住所地以外の公安委員会を経由した更新申請手続き」を行うためには、ある程度の条件を満たしていなければならないようです。

  1. 優良運転者(過去5年間無事故・無違反)で、更新連絡はがきを所持している。
  2. 高齢者のうち優良運転者(過去5年間無事故・無違反)で、高齢者講習終了証明書又は特定任意高齢者講習終了証明書を所持している。
  3. 眼鏡、補聴器以外の身体条件が付されていない。
  4. 有効期間が満了する日直前の誕生日までの申請であること。(誕生日の直前の1か月間)

 まっ、要するに一般的な普通免許保有者で、なおかつ悪いことしていなければいいってことですね。ただし更新期間が普通は誕生日から前後一ヶ月の二ヶ月間なのに対し、他府県更新だと誕生日までの一ヶ月間しか更新手続きを取ることが出来ません。

必要なもの…って収入証紙がないっ!!
  1. 収入証紙一式
  2. 運転免許証
  3. 更新お知らせハガキ
  4. 高齢者講習終了証明書又は特定任意高齢者講習終了証明書
  5. 印鑑
  6. 黒色ボールペン
  7. 眼鏡(裸眼視力が合格基準に達しないひと)

 1. の収入証紙一式ってのがクセモノで、兵庫県と神奈川県の物が必要になります。

区分 金額 備考
更新申請手数料 ¥2,100 神奈川県の収入証紙
更新時講習手数料 ¥700 兵庫県の収入証紙
経由手数料 ¥600 兵庫県の収入証紙
郵送手数料 ¥1,500 現金払い
合計 ¥3,400
神奈川県の収入証紙

 この神奈川県の証紙、神奈川県でいつも通りに更新するときには何気なく自販機で買っていますが、どうやら他府県では手に入れることの出来る窓口はないようです。かといって神奈川県でも行政の業務として通信販売は行っておらず、神奈川県の更新センターかー警察署内に設置されているあの悪名高い交通安全協会に平日の 8:30~17:15 の時間で直接赴いて購入しなければならないようです。…って土、日、祝祭日、年末年始が休みで、昼休みはしっかり窓口閉めやがる閉まってしまうようです。ヌルい仕事しやがってもうすこし頑張っていただきたいものです…。

 大阪駅周辺の金券ショップを何軒か回ってみましたが、大阪や兵庫の収入証紙は店によっては取扱があるのに対し、やはり神奈川県の物は取り扱っていないとのこと。取り扱っていないものはないといわれるくらいの何でもネット通信販売屋、楽天でも取り扱っている店は存在しないようです(法的な規制があるのかな?)。ヤフオクには他県のものはありましたが、神奈川県の物は見つかりませんでした。金額も丁度良く ¥2,100 ってのもありませんでしたけどね。
 これはもう神奈川県在住の人に頼んで送ってもらうしかないですね。そんなわけで神奈川在住の友人に頼んで送って貰いましたさ。しかしこんな面倒くさい手順を踏まなければならないこの「住所地以外の公安委員会を経由した更新申請手続き」とやらは一体何のために、どんな人のためにあるんでしょう!?

それではいざ更新手続きに
阪神更新センター

 必要なものを揃えて *2 、兵庫県伊丹市にある免許更新センターへ。兵庫県内には他にも明石市や但馬市にも免許更新センター *3 があり、県内に3つの更新センターがあるとはいえ、こぢんまりとした建物でした…。しかもちょっと違和感のある和風テイスト。

 まず入場してすぐの受付で他府県の更新である旨を告げると、係員の女性職員は少々戸惑った感じでどこかに内線電話してやりとり。そして「ここで少々お待ち下さい」と言われてしばらく放置状態。うーん、無事に更新手続きしてもらえるのかな?と少々不安になりました。

 しばらくすると年輩の男性職員がやってきて、別室に案内するからそちらで各種申請書類を書いて下さいと言われ、そのまま一般の申請書類提出の長蛇の列を分け入って事務所の方へ。案内された応接室のような別室で一人寂しく各種書類の記入と兵庫県の証紙類の購入をしました。あれ?これまた長蛇の列になっている収入印紙の自販機の列には並ばなくて良いの?

 ちなみに神奈川県の運転免許試験場では、写真を持ってこなくとも場内でカラー写真撮影が出来ますが、伊丹ではモノクロのみでした…。慌てて駅前の写真屋に舞い戻って写真撮影に行きました。どおりでただの写真屋に人がたむろしているわけですね~。写真屋業界の上納金でもあるのか?と勘繰ってしまいます。神奈川県では見られない光景ですね。

 結局、列に並んだのは適性検査(視力検査)の数分間のみ。あとはすべて別室 VIP 待遇(?)での一人寂しい手続きとなりました。なんか裏口入学みたいです(笑)。
 裏を返せば、それだけ他府県民の免許更新をする人間が少ないということですが、先程述べた他府県の収入証紙の入手方法が存在しないということも含め、不便さ故に制度が十分に機能していないということですね。う~ん、交通安全協会ももう少しましな行政サービスをして欲しいなぁ。パーキングメーターで上納金…じゃなくて手数料(駐車料金という表現を使わないのがいやらしい)を強要したり、駐禁などの違反点数を帳消しにする上納金…じゃなくて罰金を取ったり、利便性に欠ける自転車駐輪場で上納金…じゃなくて高い駐輪料金取ったり。

 怒りのあまりに話が大幅にそれてしまいましたが、他府県経由だと新しい免許証はその場で受け取ることは出来ず神奈川県から郵送されてくるのを待たなければなりませんので、書類だけ出して更新手続きは終了です。古い免許証は裏に更新手続き中の旨のハンコを押され、そのまま返還されます。

免許証の備考欄に「経由更新手続中」

 三週間ほどして、返信封筒付きで新しい免許証が配達記録で郵送されてきました。古い免許証は返信用封筒で送り返さなければなりませんが、これってこのまま返さずに持っていれば、使い方によっては悪用可能なのでは? …まぁ、ちゃんと返しますけどね。

 それにしても同じ日本国内で、同じ法律の下で、同じカード(免許証)を得るのに何でこんなに面倒くさいことをしなければならないのでしょう。

  • *1 伊丹空港はチャリの無料駐輪場があり、ちょっと強引ですがそこを利用すればバイクで行くことも出来ます。しかし駐輪場にママチャリが並んでいる姿はまるでどこかの田舎空港みたいです…国際空港なのに。
  • *2 結局あらかじめ用意したのは神奈川県の収入証紙 ¥2,100 分と、更新前の運転免許証、更新お知らせハガキのみで更新手続きに臨みました。ちょっと無謀でしたかね。
  • *3 神奈川県で免許更新の出来る場所は、一発受験も出来る運転免許試験場(二俣川)と最寄りの警察署のみで、違反運転者や初回更新は神奈川県の何処に住んでいようと前者の試験場に赴かなければなりません。それに対して兵庫県ではそれら中間の機能を持つ「免許更新センター」という施設があります。受験の機能はありませんが、違反や初回の人も更新手続きがとれるというもの。

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November 29, 2006 Comments (0) Trackback (0)
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