今月7日に起きた日本カーリットの爆発事故ですが、事故の瞬間ちょうど 200m の場所で仕事していたので被爆してしまいました。しかし事故の瞬間は室内にいたので怪我もせず。いや~生きてるって素晴らしい。
事故の瞬間は窓とは反対方向を向いて書類作成をしていたのですが、爆発音はまったく聞こえず(分からず)、今まで体験したことのない、とんでもなく激しい揺れから襲ってきました。建物が倒壊するんじゃないかと思うくらいのその揺れがきた瞬間は瞬時に直下の地震だ!と思って隠れようと思ったのですが、揺れはすぐ終わり不思議に思っていると、窓の外には高さ 50m くらいの火球がゆっくりと昇っていくのが見え、初めて何が起こったのかを理解しました。同時に、火球と一緒に何かが放物線状にキラキラと火の粉を曳いて飛んでいくのが見えました。今思えばあれが吹き飛んだ高圧釜の一部だったのでしょう。不謹慎ながら、綺麗だなぁと感じてしまいました。火球はオレンジ色で、一部青白かったです(この辺が水素の燃焼?)。
爆発後すぐ火の手が二階建てくらいの高さ... 10m 位の高さで上がり始め、何回か小規模な爆発が起こりました。水素を取り扱っているということは聞いていたので、こりゃヤバいよねということで仕事を取りやめて帰る(避難)ことにしました。10 分ほどで消防車がやってきて、消火活動が始まりました。台数は 20 台以上はいましたかね。化学火災なので、しばらくは手出しが出来ずにいたようです。
その後パトカーもやってきて、避難するようにとの指示が出たくらいに会社を後にしました。それとすれ違いに NHK のカメラマンとすれ違い、屋上から撮影させて欲しい旨の交渉をうちの会社の守衛としていました。いつの間にか上空も全テレビ局くらいの数のヘリコプターが飛び交っており、情報が早いな~と感心。会社の前の道路は消防車と消防ホースで塞がれていて通れず、やっとの思いで会社を後にしました。ちなみに最寄りの首都高の ETC ゲートは停電で停まっていました。ラッキー(?)。
近くの団地に住んでいる知り合いの家は停電し、5km 離れたところに住んでいる人の家にも揺れは来たそうです(地震と思ったらしい)。普段は電車通勤ですが、そのときは同僚の車で送ってもらったので電車が止まっていたかどうかは分かりません。同僚でガテン系 *1 な人は別の部屋で作業していましたが、衝撃があった瞬間は会社にダンプが突っ込んだと思ったとか言っていました。う~ん、さすがガテン系...。
翌朝は普通に出勤し、昨夜帰る時には気付かなかった破片が道路上のあちこちにまだ落っこちていました。10kg はゆうにありそうな鉄パイプとかもゴロゴロ落ちていたので(うちの会社の敷地内にも多数)、爆発当時に屋外にいた人は本当に危なかったですね。うちの部長が乗っている smart にも鉄パイプがニアミスしましたが、もうちょっとずれていたらメルセデス自慢の衝突安全性が試せた、なんて冗談も。
いや~室内にいて良かった。というか生きてて良かった。神に感謝とはまさにこのこと。爆発時に放物線を描いていたやつと思われる高圧釜が道路にめり込んで落ちているのも見ましたが、あんなのが通行人や行き交う車に当たっていたらと思うとぞっとします。うちの会社も事故現場方向の窓が割れたり、屋根が落下物でへこんだり、爆風でシャッターが曲がったりしていましたが(隣のたばこ産業とか窓ガラスが全部割れていて、キリンもせっかくのオシャレなガラスのカフェテラスが使えなくなってるっぽい)、業務が出来ないほど被害が甚大な所もあるようで、新年早々たまったもんじゃありませんね。しかしあれだけの落下物がありながら、時間帯が遅かったとはいえ人が死ななかったのは奇跡ですね。
今回のような爆発事故はなかなか自分でどうにかなるものではありませんが、とりあえず爆風による衝撃というのがどういうものかがよく分かりました(笑)。写真は爆発から約1時間後に火災がやっと鎮火したときの様子を携帯で撮ったものです。暗いところも得意な GR Digital も持ち歩いていたので、とっさの機転で火球が撮れればマスコミに売れたものを...マスコミ関連の会社に勤めてるバー友達の話によれば、30 万くらいいくらしい...ってそんなことを考えたら本当に死にかねないので、やめておきます。命あっての物種。
実はこの会社、一昨年も同じような爆発事故を起こしていますが、社長らが書類送検された後に大手に買収されてまた今回の事故を起こしています。経営がどうのという問題よりは、現場の意識の問題ですね。正直なところ、立ち退いていただきたいところではあります。おなじ体験はもうしたくないですね。
コメントする