いわゆる音楽ゲーム

 本格的なPCM音源を備えたSONYのPlayStationが発売されたのが1994年。

それはプレステから

 本格的なPCM音源を備えたSONYのPlayStationが発売されたのが1994年。日付は確か12月3日にちなんで「いちにっさん・いちにっさん」というCMが頭に残っているから12月3日だったと思います。PlayStationのサウンド性能は16bit 44.1kHzのADPCMで最大同時発音は24音。1991年発売のRolandのマルチティンバー音源モジュールSC-55が同じようなスペックでしたから、単独で音楽らしい音を出せる性能にやっとこさ追いついたとも言えます。音楽をゲームとして遊べるようになったのはそのあたりからでしょう。

 音楽を題材としたゲームはPlayStation発売以前からもいくつかありましたが、ゲーセンから始まったビートマニアというゲームがおそらく音楽ゲームの草分けではないでしょうか。インターフェースが簡単すぎて、演奏というにはあまりにもお粗末すぎますが、うまく演奏すれば結構鑑賞に耐えうる曲が自分の操作するコントローラーから発することが出来るのですからすごいものです。これがプレイステーション本体とゲームソフトだけでも出来てしまうのですから!

 後になってから単なるゲームではなく、テクノモーターとDEPTHなどのようなDTMっぽいことが出来る用のソフトも発売されました。ほかにも音楽を題材としたゲームは無数に出ていて、ギタリストや指揮者のまねごとが出来るようなソフトも出ていて、なかなか面白そうです。

ゲーム機音源解析

 ゲーム機の性能はCPUの演算性能はもとより、サウンドの性能もそれに伴って進化し続けています。80年代のファミコンのモノラルPSG3音のサウンドデバイスから始まり、PCエンジンによる初のPCM音源(8ビット量子化)搭載、メガドライブはFM方式、スーパーファミコンのDSPエフェクト搭載音源などを経て進化し、先程述べたPlayStationを筆頭とする本格的なPCM音源搭載機が出て、X-boxなどは128同時発音の性能を持ち合わせており、それらは楽器用のシンセも顔負けの性能です。

 これだけ進化してしまうと、今となっては昔のPSGのピコピコ音楽が新鮮に聞こえてしまいますね。

機種発売日音源方式とポリ数音質
ファミコン1984年PSG×3 + Noise×1いわゆるピコピコ音楽
PCエンジン1988年PSG×6 + Noise×2 + PCMPCMは量子化4bit 32kHz。ポリ数不明。
メガドライブ1988年FM×6 + PSG×3 + Noise×1 + PCM×1PCMに関してはPCエンジン相当?
PlayStation1994年ADPCM×24PCMは量子化16bit, レート44.1KHz
セガサターン1994年PCM×32 + FM×8同上
Nintendo 641996年ADPCM×64同上
Dreamcast1998年ADPCM×64同上
PlayStation22000年ADPCM×48同上
Gamecube2001年ADPCM×64同上
X-box2001年ADPCM×128同上
  • PSG … 基本的な正弦波や矩形波をのみを発する音源。ピコピコ音。
  • FM … 周波数変調によりある程度いろんな音色を発することが出来る音源。
  • PCM/ADPCM … 実際の楽器の音などを取り込んで、音程を変えることによって音を発する。現在の主力方式。
  • ポリ数 … チャンネル数、同時発音数などともいい、その字面通り一度に発することの出来る音の数のこと。
ぼくのやったことのある音楽ゲーム

 私自身あまりゲームをやる口でないというか、本当にやりたかったゲームしかしなかったのでこれらのゲームがすべてかもしれません(笑)。

ビートマニア(アーケードとPlayStation)

ビートマニア コナミが1997年の年末に発売したアーケード用(ゲームセンター用)DJ演奏シミュレーションゲームです(後にプレイステーション用が発売)。画面に表示される縦スクロールするピアノロール(これがシーケンスソフト慣れしてる人間には結構気持ち悪い^^;)を、5鍵の鍵盤とターンテーブルを模した操作盤を駆使してリアルタイムに演奏し、演奏のうまさを競うという内容です。しかしあまりにもゲームとして割り切りすぎて簡素化したせいか、実際のDJとはあまりにもかけ離れているという声も…


DEPTH(PlayStation)
DEPTH

 コンシューマーゲーム機における最初のDTMソフト(たぶん)にして草分けともいえるソフトです。キャラクターであるイルカを操作してさまざまなテーマから出来合いの"グルーヴ"と呼ばれるトラックに相当するものを拾ってきて(けっこうかったるい^^;)、それをトラックウィンドゥでミキシングするという手法で曲を作っていきます。フレーズはあらかじめ用意されているので、適当にやっても結構なものが作れるのはさすが。作曲における自由度は少ないですが、自分で作った曲を登録してBGVのように使うことも出来るので、面白い使い道はいろいろあるのではないでしょうか。


テクノモーター(セガサターン)
テクノモーター

 これも先ほどのDEPTHと同じように曲を作るゲームですが、作曲自体の自由度がかなり高いです。マルチティンバー音源としての音色とミキサーの設定をしたり(なんと搭載音色は11,716種類!!)、データ入力は4小節のシーケンスで行い、さらにBPMやループの設定も行えます。そのかわりホントに作曲の機能しかありませんが。


 まぁこういったところです…


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February 3, 2004 Comments (0) Trackback (0)
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