このサイトの画像はすべてGimpで

GimpはPhotoshopをも凌ぐ。

Gimp

まずは昔話

gimp  旧サイトを始めた1997年頃はレイヤ機能をサポートしているグラフィックソフトといえば高価な PhotoShop だの Painter ぐらいでしたねぇ。以前のデザインでは、使ってるグラフィックソフトはフリーウェアの Dibas32 と Windows 付属のペイントブラシなど、レイヤなしがメインでした。貧乏人でしたので…って今もそうですが、それはそれで何とかなったもので、まだあのころのOS(Windows)は256色とか65536色がメインで、満足にグラフィックスを弄れるものではありませんでしたからね。

 しかし 1999 年ころからでしょうか、WIndows でもフルカラー(24ビットカラーは2の24乗で = 16,777,216色)がそれなりに普及し始めて、普通のフリーウェアレベルのグラフィックソフト程度では持てあましつつありました。PC-9801 時代の"パレット"という概念が当たり前だった時代の Z's staff KID98 の操作が染みついた自分にとってはまるで異世界。こりゃあ時代に乗り遅れるぞっ(?)というわけで初めて触れたレイヤー機能を持つグラフィックソフトが Gimp なのです。


Gimp の生い立ち

fox そこで、Gimp。
 UNIX から始まった高機能グラフィックソフトウェア Gimp は GNU General Public License version2 というライセンスに則った、無料で使えるソフトウェアであり、 Peter Mattis 氏と Spencer Kimball 氏とその他大勢の人たちによって作られています。報酬を求めずこれだけのソフトウェアを作り上げようとする心意気、それだけで何かわくわくするものがありませんか?

 この Web サーバを稼働させている RedHat Linux 9 も標準パッケージで Gimp をインストールすることが出来(これはサーバマシンなのでインストールしていませんが)、Windows 版もここ数年でやっと実用的な安定性を持つに至りつつあります。現在もバージョンアップは続けられていて、世界中のプログラマさんたちの手によってモジュールが追加されていっています。

Gimp のリスク

 PhotoShop Killer と呼ばれるだけに、機能的には PhotoShop と同じくらいのものを持ち合わせていますが、残念ながらまだ開発途上ということもあり幾分不安定で結構な頻度でフリーズします。まめなセーブが必要です。しかし無料ですからその辺は気合いとマメさで乗り切りましょう。
 他にも PhotoShop に比べて確実に劣っている点として、動作が遅い・CMYK が取り扱えない・フィルタ関連が弱いなどがありますが、Web 用画像を作る程度では全く問題になりません。そりゃぁ、カラー印刷の版下を PC で出すとかであれば PhotoShop は必要になるかもしれませんけど。

 あと PhotoShop などの市販ソフトウェアに比べると Gimp はマイナーな存在であり、日本語の関連サイトや書籍はまだまだ少ないのが現状です。ですが、グラフィックスソフトの概念は PhotoShop とそう違いはないので、ある程度の知識があればさほど問題はないと思われます。

Gimp の入手先と関連サイト

 まず、標準的な構成で入手するのであればVectorで日本語化されたものが手に入ります。英語版であっても最新版が良いという方や、かえって混乱を招いている意味不明の日本語メニューに嫌気がさした人は(笑)、本家本元 WWW.GIMP.ORG があります。こちらの方が更新頻度も高いです。
 操作方法はいかに PhotoShop に近いとはいえ、何の情報もなしには不可能でしょう。マニュアルもこちらで見ることが出来ますが、最新版と少し違うところもあるので注意。あとの詳細は

  • GimP … Gimp を使った様々なテクニックなどを紹介。
  • The Gimp … Gimp を使った様々なテクニックなどを紹介。
  • WinGimp.org … Windows 版 Gimp についての話題。英語サイト。
  • GUG (Gimp User Group) … その名の通り Gimp のユーザーグループサイト。これも英語です。

などをたどってみてください。

実際に使用してみて

 ここのサイトの画像はすべて Gimp で作成しました。あまり込み入った使い方はしておらず、せいぜいスキャナで取り込んだ素材をテクスチャにして画像を作ったり、ドロップシャドウをレイヤーで付けたりした程度です。グラフィックソフトとしての基本的な概念はほぼ Photoshop と同等なので、初めて使う人でもグラフィックソフトになれていればすんなり入っていける作りになっていると思います。しかし、先程も書きましたがフィルタ関連が弱いのはちょっとつらいかな…。フィルタのモジュール群はそれぞれ全く別々の人たちによって作られているので、操作方法にイマイチ統一感がないのと、クセのあるじゃじゃ馬なエフェクトが多いので使いこなしにはテクニックが必要かもしれません。

 私が初めて Gimp に触れたのは 98 年頃ですが、いくらフリーズの率が高いといっても当時に比べれば歴然の違いがありますし、これからのバージョンアップでも少しずつ不具合が修正されつつ新機能が追加されていくでしょう。トレードマークのキツネもどき(Wilber という名前らしい)もカワイイし、なによりオープンソースですから経営上の理由で開発が止まることもありません。そんなイキな Gimp をこれからも使ってゆくでしょう。

 今後もこの Weblog で何かしらの情報を提供出来ればと思っています。あまり期待しないで待っていてください…。


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February 3, 2004 Comments (0) Trackback (0)
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