ブログの更新に一ヶ月以上の穴が空いてしまいましたが、忙しいながらも毎日何とか暮らしております。そしてそんな忙しい日々の中をかき分け、またもや旅行に行ってしまいました。最近ちょっと旅行行きすぎのような気がしますが、今回の旅行はとりあえず私がまだその地を踏んだことのない九州大陸は博多市街と別府温泉をターゲットとしたエリアです。
今回の旅の目標は以下の通り。相変わらず欲張りです。
会社に福岡出身の人がいたので、よっしゃこれでグルメ情報は完璧やで!(どこの方言ですか?)ともくろんでいたのですが、あいにく水炊き屋にはまったく足を踏み入れたことがないとのこと。水炊きはあまりにも家庭料理過ぎて、外食で食べること自体が少ないのだとか。もつ鍋も博多名物ですが、もつ鍋は首都圏にたくさんあるのでなるべくなら水炊き屋で行きたい。自分でリサーチしますか。しかし長浜ラーメンは元祖長浜屋がいいよとの情報を得ることができました。
温泉地は湯布院か別府で揉めましたが、カップル向けといわれている湯布院よりは、日本一の湯量を誇る別府温泉を訪れる方がより見聞になるだろうということで別府に。天気が良ければ別府湾に沈む夕日を眺めながらお湯に浸かりたいというオプション付きです。
博多への行程は往復ともに航空機利用です。仕事がとても忙しい時期ではありますが何とか無理ヤリ金曜日に午後半休を取り、退社後の足で羽田空港へ。到着後すぐに夕飯で水炊きにありつこうという算段です。羽田到着後、搭乗まで大分時間があったので ANA ラウンジに連れていってもらいました。ANA ラウンジはマイレージクラブのプレミアム会員のみが利用できるハイソな場所です。同行 M 氏にプレミアム権限を行使してもらった取り計らいで平民な私も体験させてもらうことができました。中に入ると回りの人は皆スーツを着こんだ出張帰りとおぼしきビジネス客ばかりで、行楽ないでたちは我々だけなので浮きまくりです。ラウンジ内はプレミアムモルツ飲み放題なので軽く乾杯してこれからの旅路の無事を祈りつつ、これまた使い放題な無線LANを利用してこれから行く水炊き屋を決めました。そう、我々の旅行はいつも行き当たりばったりなのです(笑)。
福岡空港に到着後すぐに市営地下鉄に乗り込み、数駅向こうの中洲川端へ。福岡空港と新幹線博多駅は地下鉄の駅で二つ分しか離れておらず、大変便利で羨ましゅうございます。羽田空港なんて横浜からだったらバスでも電車でも30分くらい時間がかかってしまいます。
中洲川端の目的は中洲にある水炊き屋。博多と言えばもつ鍋か水炊きですが、もつ鍋は関東でもあちこちにあるのでここは敢えて水炊きにしておこうというわけで、鳥善へ。10月最初の金曜日の夜と言うこともあってか、歓送迎会(私の妄想ですが)とおぼしき酔っ払ったサラリーマンで中洲はいっぱい。そしてたまたま中洲まつりというのを近くの歓楽街でやっていたのですが、キャバクラも多く出店を出しており、キャバ嬢がイカ焼きとかを普通に屋台で売っているのに少し違和感を覚えました。こういう光景はあまり見たことがないですねぇ。予約しておいたのにもかかわらず1時間近く待たされてしまいましたが、待っただけの甲斐はありました。前菜で出てきた砂肝の刺身はこりこりしていて(火を通したやつもそうですが)、鳥の軟骨唐揚げは軟骨だけでなく回りの肉も一緒に付いてきているので軟骨とお肉の味が一緒に楽しめます。鳥串焼き三品(ぼんぼち、ささみ、あとは何だっけか)のささみは半生で出てきて、材料の良さ故の楽しみ方です。肝心の水炊きも美味しかったです。以下に店に置かれていた水炊きの食べ方を転記。今度家でやってみたいところではありますが、これだけ美味い鶏ガラスープを作ることからして難しいですね。
- その一
- スープを一番にご賞味下さい。そばちょこに、ねぎが入っております。お玉で2~3杯スープを入れてお飲み下さい。薬味入れのお塩をお好みでお入れになってお飲み下さい。おすすめは2杯です。
- その二
- 鍋に鶏もも肉のブツ切りをお入れ下さい。そして、つくねを一口大の大きさにこねて鍋に適量入れて下さい。それから野菜の玉葱、人参、しいたけ、キャベツの純に入れて、玉葱が煮えたら食べ頃です。鳥善の特製ぽん酢につけてお好みで柚胡椒をおつけになって召し上がって下さい。
- その三
- つくね、野菜が入ったスープも甘みが出て旨いです。そばちょこにスープを入れてお好みで塩を入れてお飲みになって下さい。
- その四
- お鍋を食べ終わったら最後はとっても美味しい玉子雑炊です。お鍋の火を全開にして、ご飯をお入れになって適量のスープの量にして下さい。そして、お塩をお入れになってお好みの味にされて下さい。お鍋に火が入りましたら、火を消して、といた玉子を流し入れて下さい。ねぎと刻みのりを入れたら出来上がりです。鳥善特製ぽん酢を少しかけられても美味しいですよ。
翌朝は珍しく早起きして博多駅新幹線ホームへ。今では山陽新幹線でしかお目にかけることが出来ない 0 系新幹線に乗りに、博多~小倉間だけの移動に使います。0 系は新幹線開業当初の車両で、 1964 年から 1986 年までの長年にわたり製造され続けました。2008 年 11 月末をもって、山陽新幹線からも撤退するので、これで完全な見納めです。幼少時には広島への帰省にさんざんお世話になり、当時は食堂車もビュッフェも個室指定席もありましたが、今となっては飛行機同様に詰め込めるだけ座席数を確保するため、そんなものは既に過去のもの。今の子供達はわくわくするのですかね、新幹線に。
実際に乗車してみたら 20 年の車齢の割には揺れが少なく感じました。トンネル進入では気圧の影響で車体が壊れるんじゃないかと思うくらいの大きな音でミシミシ音を立てる、今となっては体験できない現象を楽しみつつ(最近の新幹線ではかなり軽減されている)、20 分で次の駅の小倉に到着。これで見納め、乗り納め。開業以来日本の高度経済成長を支え、私の広島帰省も支えてくれました。
その後小倉で鹿児島本線に乗り換え、15 分ほどで門司港駅へ。門司港駅は関門トンネルが開通するまで九州の鉄道の玄関口であり、対岸の下関駅への鉄道連絡船との連絡中継駅としての役割を果たしていたという点で、函館駅に似ています。函館駅は綺麗に改装されていましたが、こちらの門司港駅は大陸の端っこというか、船に乗って旅立つぞ的な哀愁感が駅全体に漂っています。駅舎は1914年に建てられたもので、国の重要文化財になっています。
今となっては、門司港駅の一つ前の門司駅から分岐する関門トンネルで対岸の下関に行けるため、門司港に用のあることはあまりないのですが、私たちの目的は歩いて海峡を渡れる関門トンネル人道で越境することです。門司港からまずはフェリーで関門海峡を渡って山口県に入り、トンネルの入り口まで路線バスで向かい(途中、壇ノ浦というバス停がありましたが、何もない普通の街でした)、関門海峡下を徒歩で門司港まで戻ってくるという算段です。
フェリーは普通だったのですが、船長とモヤイ解きのスタッフがおそらく 20 代半ばくらいの女性なのが良い意味で気になりましたが、そんなのもつかの間、フェリーは 10 分ほどで対岸の下関へ。関門海峡ってとっても狭いのですね。しかし潮の流れは相当早く、海流に逆らって進む船とその逆方向に進む船とで、かき分ける水しぶきの大きさが違いました。燃費とっても悪そうです。
さてついにやってきました、関門海峡人道トンネル。このトンネルは自動車用トンネルの真下に造られており、関門海峡の海岸線すぐそばにある人道入り口からエレベーターで降下します。歩行者はタダ、自転車は 20 円です。トンネルを降りると海底トンネルならではの 100% 近い湿気がまず襲ってきます。トンネル真上にある海から海水が常に流れ込み続け、その海水を 24 時間汲み続けているようなトンネルですから当然ですね。まさにトンネルに入ろうとした時、後ろから自転車がシャーッと追い抜いて行きましたが、トンネル内のカメラで常に監視しているらしく、館内(管内?)放送で管理人から注意されていました。歩行者専用道なので自転車は降りて通行しなければなりませんが、緩やかな坂が県境まで続くこのトンネルを見ると、自分もやりたくなってしまいます。スケボーやローラーブレードだったら良いんですかね(笑)
九州側である和布刈公園の出口を出て、海岸線沿いに歩いて大正時代風の建物が建ち並ぶ門司港レトロ地区を通ります。門司港周辺は地域活性化にかなり力を入れているようで、戦前から建ち並んでいる古い建物も大切に保存されつつ商業施設ともうまく共存されており、昼食で食べたご当地名物である焼きカレーもなかなか美味しかったです。焼きカレーはチーズ入りのカレーをオーブンで焼いた、ドリアのカレー風味と行ったところ。新しくトンネルが出来て地理的に玄関口では無くなってしまったという点で全く同じ条件であるの函館とは対照的でした。まぁ函館には何も作らなくても五稜郭あるし、海産物があるから今のままでも良いといえば良いのかも知れません。
昼食が終わったその足で小倉駅に舞い戻り、大陸横断鉄道であるソニック号に乗車。ソニック号は博多・天神発着の高速バスとの乗客獲得競争が激しく、スピードの出せる振り子車両を使って最高速度 130km で走っている特急列車です。振り子車両はスーパーあずさ以来で、早さと景色を楽しもうと意気込んでいましたが、乗車後すぐすやすやと寝込みました。きっと振り子による速度向上だけではない睡眠誘発効果の現れでしょう。
目が覚めたらもう目的地である別府でした(笑)。お世話になった宿はシーサイドホテル美松でしたが、玄関でお客さんを待っているホテルマンの応対がとても丁寧で、非常に好印象を持ちました。ホテルの目の前は別府湾が広がり、絶景が楽しめる予定でしたが当日はあいにくの曇り。ちなみに国体競技をやっていて、一面ヨットだらけでした。
お楽しみの夕食は関さば・関あじ尽くしです。しかしメンバーのうちの一人は生魚が全く食べられないという、生殺し状態。すまん!!でもこれだけは外せなかったのです。
そして翌日はお決まりの別府地獄巡りを軽くまわり(内容は微妙。間欠泉である龍巻地獄だけ良かった。)、その途中で見えた多数の湯煙に驚愕しつつ、ちょっと時間が余ったので福岡空港への帰路はソニックではなく九大本線経由で帰ろうかということに。九大本線はカーブが多いことからソニックのような速達列車はないので、特急ゆふであっても山間をノロノロ行かざるを得ず、ソニック 2 時間に対し、九大本線経由だと山越えになることもあり 3 時間かかってしまいますが、まあそれは鉄道の旅。たとえ時間がかかっても沿線風景を楽しみつつのんびり行ければいいかまと思って乗り込みましたが…ほどよい揺れで即爆睡(笑) 美しい沿線風景も、ソニックの高速ぶりも見逃してしまいました。どうも私は鉄道の旅には向いていないようです。
飛行機の時間までちょっと時間が余ってしまったため、長浜ラーメンを食べに長浜へ。元祖長浜屋という所に入りましたがとんこつなのにとんでもなくあっさりしているのに驚きました。食べ終わって店を出るころには近くの道路で多数の屋台が出店準備をしていました。が、これらの屋台は福岡出身氏は行くもんじゃないと会社の九州人は語っておりました。まぁ屋台も嫌いじゃないんですが。
そして帰りの福岡空港でも ANA ラウンジで搭乗開始待ち(笑) 無線インターネットもつなぎ放題だわ、携帯電話の充電もし放題だわ、ビールも飲み放題だわ、ほんといい場所ですわ。同行 M 氏に感謝。
鉄道の旅に向かないながらも次回は寝台列車富士で来てみたいです。
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