12 月 28 日が会社の仕事納めで、仕事を終えてから新杉田にある会社を後にして京浜東北線・東海道線を経てせわしなく長野新幹線に乗るために東京駅に。年末の帰省とかぶっているためか、東京駅の新幹線ホームはとても賑わっていました。長野新幹線という、新幹線としては比較的マイナー(?)な路線のせいか、指定席は乗車 15 分前に簡単に取ることが出来たのですが、広島が帰省先である私にとっては信じられないことです。酷いときには新横浜~広島間の4時間以上を全て立ち乗りしたこともありましたからね。
そして1時間強の行程は、東京駅で買った駅弁を食べた後はひたすら睡眠。めずらしく飲んだ昼酒が思いの外回ってしまったようです。たまに見た車窓では積もった雪は殆ど見ることが出来ず。温泉に浸かりながらの雪見を期待していたんですが無理そうです。
長野駅到着後は、湯田中に向けて長野電鉄に乗り込みます。この長野鉄道は小田急線からロマンスカーをタダで貰って特急列車として運行しており、本来の路線とは違いますが生まれて初めて憧れのロマンスカーに乗ることが出来ました。う~ん、今度は小田急線でロマンスカーに乗りたいですね、もちろん最寄り駅の大和からわざわざ新宿に戻った上で箱根湯本に向かうのは言うまでもありません。
特急列車は 2/3 以上が単線でしたが、駅で待ちぼうけを食らうこともなく、するすると山を登っていきます。そして降り立ったのは終点湯田中駅。駅周辺は湯田中温泉街が広がりますが、それらは素通りしてバスで 10 分もかからないところにある渋温泉へ。石畳の狭い路地とと木造建築の旅館の町並みが印象的な温泉街です。お世話になった宿は今では希少な木造四階建て数寄屋造りの建物を持ち、国登録有形文化財にも指定されている金具屋という宿です。
とにかく建物に歴史に重みがありすぎるのですが、以前行った白骨温泉でお世話になった齋藤旅館と違って良い意味であまり手が入れられておらず、廊下などはうっそうとした雰囲気で歩くとギシギシ鳴ります。とにかく建物が古いです。この建物はスタジオジブリの「千と千尋の神隠し」のモデルとなったらしく、他にも道後温泉本館や湯原温泉油屋もモデルとなっているらしく、今後訪ねることが出来ればと思います。
風呂は旅館内に公衆風呂が男女で一つずつ、露天風呂が男女で一つずつ、他に貸しきりで使える風呂が5つあります。さらに渋温泉街の9つの外湯巡りもすることが出来、容赦ない数の温泉を楽しむことが出来ます。しかし源泉かけ流しのせいか、湯がとても熱かったです。表示によると 50 ℃あるようところもあります。この外湯は渋温泉の旅館に泊まったら好きに入ることが出来、旅館に鍵を借りて外湯巡りに行きます。外湯に入ったらそれぞれの風呂の前に置いてあるスタンプを手ぬぐいに押してゆきます。しかし当日は寒い上に激しい雨も降り、治り立ての風邪をぶり返したくなかったので9つ入るのは断念しました。一つだけ行って来たのですが、そのとき旅館が貸してくれた傘も風情があります。う~ん、巡りきれなくて本当に残念です。ほかにも山を 30 分登ったところにあるという源泉見学ツアーもあるそうで、これも行ってみたかったです。
| 名前 | 効能 |
|---|---|
| 一番湯 初湯 | 胃腸 |
| 二番湯 笹の湯 | 湿疹 |
| 三番湯 綿の湯 | 切り傷、おでき、子宝 |
| 四番湯 竹の湯 | 痛風 |
| 五番湯 松の湯 | 脊椎病 |
| 六番湯 目洗いの湯 | 眼病 |
| 七番湯 七操の湯 | 外傷性緒障害 |
| 八番湯 神明滝の湯 | 婦人病 |
| 九番湯 渋大湯 | 子宝、リュウマチ、神経痛 |
| 番外薬湯 信玄かま風呂 | リュウマチ・冷え性・痛風・美容など |
食事は部屋食の部屋もあったのですが、今回は広間で食事です。渋温泉全体で麦飯ととろろを提供するというキャンペーンを行っているようで、恐らく生まれて初めて麦飯を食べました。日本昔話とかのイメージで、麦飯というとどうしても貧しい食事という印象があったのですが、これだった毎日食べてもいけますね。もっとも今となっては健康食とやらで米飯より高く付くのでしょうが。わさび漬けは提供する直前に作った物だそうで、わさび独特の辛みが相当利いています。
夜はやはり例によって飲み会へとなだれ込みます。今回は日本酒飲みばかりなので、日本酒が苦手な私も頑張って付き合いました。近所の酒屋で地酒を買い込み、窓の外の天然冷蔵庫で冷やして頂きます。味の善し悪しがあまり分からない割には半升は飲みましたでしょうか。ウィスキーと違って夜喉が渇かないのが良いですね。味の分かる人が一番美味しかった酒を選定し、会社の人(既に退職した人で、酒好き)へのおみやげにしました。
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