Synthogy Ivory (2)

 私事都合によりブログの更新が遅れた関係で、ピアノ音源 Ivory レポートも滞っていましたがやっとこさ再開です。

導入編でございます

 私事都合によりブログの更新が遅れた関係で、ピアノ音源 Ivory レポートも滞っていましたがやっとこさ再開です。

VST ホストアプリ、高くて買えない(買いたくない)

 Ivory はそれ単体で動作するソフトシンセではなく、あくまでも VSTi *1 という規格に準じたプラグインソフトであり、シーケンスソフトの機能の一部として組み込んだ上で使うシンセです。

 最近の主立ったシーケンスソフト(Digital PerformerApple LogicSONAR など)ではほとんどが VSTi プラグインを制御する VST ホストとして対応しているのですが、私がメインに据えている化石級(?)のシーケンスソフトである初代 SONAR は全くの蚊帳の外…。かといってこれから本格的な DAW を始める予定も時間も全くなく(興味はあるけれどね)、あくまでも演奏する楽器として Ivory を使いたいだけの私にとって新たにシーケンスソフトを購入するのもばかばかしい話です。安い買い物じゃありませんしね、下手するとこの前買った Painter 9 より高いです。

 タダで使うことの出来る Music Studio Producer は一応 VST ホスト対応ですが、動かないプラグインもかなりあるみたいなので、MIDI オンリーならともかく VST を使うにはちょっと避けたい選択肢です。

 何より、おそらくほとんどのソフトでは MIDI シーケンストラックに VST を関連づけて音を鳴らす手順を踏むと思うのですが、演奏専用として使うには無駄が多いし面倒くさそうです。

 やはりシーケンサと抱き合わせて打ち込みで使うことを前提としていることが多いですね(当たり前だ)。しかし、私のように演奏用に使いたいと思う人もきっといるでしょうし(ピアノサンプルならなおさらです)、さらに DJ やライブの現場で使う人もいるかもしれません。何でもっとシンプルで安価なシステムがないのでしょう!

単体動作可能な VST ホストアプリケーション、CONSOLE

 そこでシーケンスソフトと切り離して単体で使える VST ホストアプリケーション、CONSOLE の登場です。VST を管理する機能のみに特化した、とても使いやすい VST ホストアプリケーションです。しかもお値段もお手頃で、この手のソフトとしては破格である ¥6,000 そこそこで利用可能です。試用も出来るので、お手持ちのプラグインの相性等も試してから購入することが出来て、なおさら安心です。使い慣れたシーケンスソフトを手放すことをなく VST を運用できることも強みですね。

CONSOLE.JP - CONSOLE IS PLUGIN HOST AND PLUGIN

 プラグインを単体ソフトとして使いたいと思ったことはありませんか?
CONSOLEなら、お気に入りのシンセプラグインを立ち上げ、さらにエフェクトをかけ、トータルに音作りが楽しめます。複数シンセをレイヤーとして利用すれば、複雑な音作りも可能です。 まさにPCをシンセサイザーとして利用できます。

 さらにシンセ系プラグインや、サンプラープラグイン等を複数立ち上げることで、マルチ音源的に使用することもできます。PC内で仮想MIDIドライバー等を利用すれば、プラグインに対応していないシーケンサからでもCONSOLEをマルチ音源に見立ててコントロールすることも不可能ではありません。

[ CONSOLE オフィシャルサイトの概要より ]

 VST だけでなく MIDI も取り扱えるようなので、使い方によってはおもしろいことになるかも!

CONSOLE で Ivory を動かす

 CONSOLE は各デバイスや VST プラグインの接続を GUI エディットによって行います。とりあえず Ivory を使うための最低限の接続は以下の通り。

CONSOLE 画面

 さらに CONSOLE はデフォルトの状態のままでは MIDI Control Change (CC) を使えない設定になっています。このままだとサスティーンペダル (CC#64) が効かないのでこれを有効とします。

CC を オンにする

 これでとりあえずは鍵盤で演奏した MIDI 信号を Ivory に入れてやった上で、Ivory の出力をサウンドデバイスから鳴らすことが出来るようになります。

 ちなみに演奏用途で各種 VST ソフトシンセを使いたいのであれば、音を鳴らすサウンドデバイスにある程度いいものを使わないといけません。標準でついている安物サウンドカードでは、鍵盤を押してから実際に音が鳴るまでの遅延(レイテンシー)が大きくなり、演奏に耐えないシンセになってしまいます。具体的には ASIO *2 対応サウンドデバイス(オーディオカードとも言う?)が必要で、元々持っていた Roland SD-90 のオーディオ入出力がこれに対応していたのでそのまま使ってみましたが、思ったほど遅延はひどくありませんでした。というか全然 OK。もともとおまけのつもりだったので大して期待はしておらず、もし遅延がひどいようであれば新しくサウンドカードも購入するつもりでいたのです。余計なものを買わず済んだということもありますが、MIDI 音源である SD-90 で Ivory を鳴らせると出来ることもいろいろと増えるのですよ。

PC 上でセッション

 接続の中に SD-90 MIDI Instruments 部を加えてやり、PC 上で他の MIDI 楽器と Ivory とでセッションさせることも可能です。さらに SD-90 の Digital Out にミックスダウンさせて PC に再び戻すことが出来るので、フルデジタル環境レコーディングまでいけちゃいます…。すげー。

 ピアノを Ivory 、ドラムとベースを SD-90 に演奏させてみた例。ちなみに私の生演奏ではありません(笑)

PianoSynthogy Ivory : German Steinway model D(10 Level)
BassRoland SD-90 : Rockabilly
DrumsRoland SD-90 : Amb.Jazz

 デバイス接続は以下の通り。ちなみに MIDI シーケンスは SONAR(初代)、録音は Goldwave (古い)にて行いました。

Peri's Scope を録音したときのセッティング。無駄な線多いですけど(笑)
  • *1 Virtual Studio Technology instrument の略。Cubase SX や Nuendo などを開発するドイツの Steinberg が打ち出したコンセプトで、PC 内でスタジオワークのすべてをやっちゃお、みたいなテクノロジーです。
  • *2 Audio Stream In/Out の略。Steinberg 社が提唱した、オーディオハードウェアとソフトウェアを接続するためのドライバ規格。OS 等によるオーディオ録音・再生時の遅れを少なくし、タイミングのずれを減らします。そう、ゼロには出来ないんですね。

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February 12, 2006 Comments (0) Trackback (0)
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