インストールするデータ量は 41 GB。メガじゃないですよギガ。DVD 10 枚組をすべてインストールするのに2時間かかりました。部屋の掃除でもしながらインストールしましょう。
実は私がインストールしたとき、ディスク9枚目でフリーズし(Ivory のせいではない)泣きそうになりましたが、再起動後再開するとちゃんと9枚目から始める旨のガイダンスが現れました。よかった…
インストール終了後にアクティベーション(認証)があるのですが、はたして Windows XP のようにマシンの構成とか見ているのでしょうか。
41GB というとんでもないサンプル容量もすごいのですが、設定できる項目数もすごいです。Ivory は3つの設定画面があり、音色に関する設定を行う"Main"、音響効果の設定を行う"Effect"、キータッチに関する設定を行う"Velocity"の構成になっています。
解る人が見ればだいたい解るオーソドックスな構成だと思います。イコライザー、アンビエンス(リバーブ)、コーラスに関するエフェクトの設定が出来ます。コンサートホールやライブハウス、録音スタジオなどのシチュエーションを模したプリセットも用意されています。
Ivory がピアノ鍵盤による演奏を念頭に置いた作りになっているのが解るのが、相当細かい設定が行えるベロシティ関連の設定画面です。鍵盤を押す強さに対する Ivory の振る舞いの設定を行います。
演奏するキーボードはピアノ鍵盤を模したいわゆるウェイト鍵盤を使うのが理想的ですが、使うキーボードはウェイトがなくタッチの軽いアナログシンセの鍵盤かもしれませんし、鍵盤以外の演奏方法(リードシンセやギターシンセ等)を採るかもしれません。まぁそんなことは変態に近いですが(笑)。
同じピアノ鍵盤であってもメーカーや機種によってタッチが違ってくるので、それらに対応したタッチの追い込みが出来ると便利です。たとえばヤマハ鍵盤の叩く強さに対するベロシティは対数特性みたいになっていて、ベロシティ最大値 127 が出せません。逆にローランド鍵盤はタッチが軽すぎて、弱いピアニッシモの音が出しにくい等々。他にも慣れない他のピアノで演奏することを想定した練習をしたい場合に、タッチをわざと軽くしたり重くしたりして自分を慣れさせる訓練に使ったりとか。
他にも、実際に鍵盤を最弱…最強の強さで押して自動設定することも出来ます。が、あまり望み通りになりませんね…
メーカが理想的とする PC のスペック(Pentium4 2GHz と 2GB メモリー)を満たしていない Pentium4 2.4GHz と 1.5GB メモリー、そしてオマケ同然の Roland SD-90 のオーディオ出力で使っていますが、レイテンシー(音の遅延)や音切れもほとんど起こらずに快適に使えています。これにはやはり 41 GB のピアノサンプルデータを格納する専用のハードディスクを用意したのと、他の VSTi 音源を同時に使っていないということが大きいのだと思います。
あと昔からデジタルピアノの悩みの種だった、長7度(メジャーセブン)展開形和音のうねりの問題。96KHz のサンプリングの力業でちょっとは良くなっているとはいえ、なかなか根本的には解決されないようですね。現在の PCM 方式のデジタルピアノの限界を見てしまったな~。とはいえ、やはりこの Ivory のデジタルピアノの音はゴージャスで美しいことには変わりないので、使い続けていけると思います。
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