タテタカコ「そら」

19 日の発表会で歌われていた曲で、ぴぴっとアンテナに引っかかった曲がありました。

最初は、昔の唱歌かと思いました

タテタカコ「そら」

 今月 19 日にあった発表会の曲ジャンル(楽器)はぼくがやったピアノだけではなく、クラリネットやドラムなどさまざまなジャンルが集まります。声楽もその中の一つで、聴く側として楽しみなところです。全体としてはやはりミュージカルものの曲が多く、それもそれで楽しいのですが、ただ一人個性的に和ものっぽい楽曲を歌う女の子が。

 歌詞も旋律も明らかに洋ミュージカルものとは違い、むしろ昔の日本の唱歌のような落ち着きのある曲調で、いや~その女の子のオンステージに一発で惚れました。 *1
 発表会の演目を元に、誰のどんな曲でどの CD に収録されているのかを調べたのですが、タテタカコというアーティストの「そら」というアルバムに収録されている「傷」という曲でした。最初は山田耕筰 とか滝廉太郎に近い時代の人物が出てくるのかと思いましたが、バップというレコード会社に所属する、現代のミュージシャンでちょっとびっくり。曲調から、最初は唱歌 *2 かと思っていたので。

 そんなわけでで HMV 横浜店で早速「そら」を入手。全ての曲は基本的に自身の弾くピアノソロにタテタカコ本人が歌う質素な曲で、タテタカコ自身も「ショボい歌い手ナンバーワン」と言っているように、確かにそれほど飛び抜けて歌が上手いというわけでもない。そしてピアノの音質もしょぼい(笑)。
 おそらくこのピアノ、和音のうねりとか倍音の貧弱さとかがまんま普通の家庭用ピアノの音だと思います。どこかで触らしてもらったカワイの家庭用アップライトピアノでこんな音がしまして、これがまた弾きにくいのなんのって(笑)。封入ブックレットに記載されているレコーディングの場所を参照すると、「すみれピアノ教室」。ああ、なるほど、そんな音がしています。
 しかしそんなショボいピアノとタテタカコの歌声が合わさると、ショボいを通り越した独特の世界観が出てくるのが凄いですね。かなり計算高く「ショボい」をやっている人ではないかと思いますが、どうでしょう。

 いいアーティストに巡り会うことが出来ました。その女の子に感謝したいところですが、次にその子の顔見るのはおそらく一年後(来年の発表会)かな。

  • *1 曲と女の子のどっちに惚れたのやら、とかいうツッコミはなしです(笑)。
  • *2 唱歌(文部省唱歌)とは、 明治維新以後に明治政府の文部省が 旧制小学校および旧制中学校の音楽教育のために作成した、楽曲のこと…だったかね。1879 年に文部省内に設置された、音楽取調掛によってその方向性が決定されていたそうな。

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September 28, 2005 Comments (0) Trackback (0)
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