1994 年に同朋舎から創刊された WIRED という雑誌があったのですが、一言で言えば「当時一般に浸透しつつあった PC が社会にいかに影響を与えていくかをリポートする」ような雑誌でした。その方針の現れとして、雑誌の組版は当時の国内雑誌としてはかなり珍しいフル DTP *1 。記事の殆どは当初、米国版の翻訳記事をそのまま載せるような体裁だったのですが、その後少しずつ日本オリジナルの記事も増えていき、Windows95 に相まったパソコンブームの時流にもうまく乗り、イケイケどんどんで紙面は充実していきました。
単なるサブカル雑誌と一線を画する点として、きちんと取材をして独自に方針を打ち出した記事を載せていましたし、喧嘩するときはちゃんと喧嘩もするし(アスキーとか、警察とか)、非常に読みでのある雑誌だったのですが 1998 年に廃刊になってしまいました。翌年くらいに編集長であった小林弘人(こばへん)が当時のスタッフを率いて立ち上げたインフォバーンが送り出したサイゾーに同じものを期待したのですが、 どちらかというと週刊誌的な路線を選んだようで、ちょっと失望(でも十分に良くできた雑誌ではあると思う)。
その流れをくんだオンライン版である Hotwired Japan もあちこちに身売りされながら、いよいよ 2006 年 3 月に廃刊(更新停止)となり、デジタル系雑誌(死語)が生き残れる時代ではないな、いよいよ読みでのある文章に会えなくなっちゃうな~と思っていた一年後に今回のニュース。まさか復活するとは思わなかったです。
当時なかった Web 形態として、ブログでの記事提供も行うようで、どんな新しいものが見られるのかがとても楽しみです。ちなみにこのブログ、うちと同じ Movable Type だったり。
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