地元のバーでバーテンダーをしている人がなんとカクテルコンペに出場するとのことで、この度行ってまいりました。まるでおらが村から名士を輩出したような微妙な田舎っぺ根性、丸出しです。Oさん頑張れ~!横浜市S区の興廃はこの一戦にありです。
横浜はバー発祥の地でもあり、コンペティション自体は毎年行われているようですが、今年は横浜開港150周年の節目でもあり、「2009ヨコハマカクテルコンペティション 横濱開港150周年記念大会」と冠して大々的にパン・パシフィックホテルにて執り行われました。参戦したバーテンダーはホテルや街中のバーなどから総勢80人、それを囲む観客は1600人!そして今年はさらに横浜開港150周年でもあり、横浜から世界にアピールするカクテルと言うことで、今回のコンペでグランプリに輝いたカクテルは寄港する外国客船とレシピ交換し世界に発信するとのことです。21世紀のチェリーブロッサムは果たして生まれるのか!? こりゃいやがおうにも盛り上がるってもんですよ。
4人のグループで前売り券を購入しておいたのですが諸般の事情で他3人が開場に遅れることになり、私一人で開場(12:00)と同時にホール入りしました。その時はまだ人もまばらでしたが、開会の時間(12:30)が近くなる頃には席に座りきれずに後ろで立ち見の人が沢山出てくる始末...。すごい大人気なイベントなんですね。
競技は4人ひと組で行われ、6分間でオリジナルカクテルを各自5杯ずつ作ります。
審査には味は当然ながら、オリジナルカクテルのネーミングや、それを作る課程の所作も対象となります。別室にて審査員がカクテルをブラインドにてテイスティングしているので、競技中はバーテンダーの名前は使われず、司会進行役の解説も観客の応援も、バーテンダーの胸に付けられた番号のみによってなされます。「XX番、頑張って~!!」という、ギャンブルの類と勘違いしそうな観客席からの声援が飛び交いますが、こういった声援は街のバーならではで、ホテル勤めのバーテンダーさんには少ないんでしょうねぇ。ホテルバーと街バーのバーテンダーさんが混在するカクテルコンペならではの考察です。
カクテルで「横浜らしさ」を語らせるのは難しいと思いますが、やはり一番わかりやすいのは色でしょうか。そのせいか、海に面した横浜のイメージである青、中華街をイメージした赤のカクテルを多く見かけました。ネーミングにも苦労しているようで「チャイナ」「ベイサイド」「濱」というキーワードをよく見かけました。でも結局は美味しいカクテルが残るのでしょう、チェリーブロッサムだって大正時代に横浜のバーで考案されたと言うだけで、それが世界に広まったのはその美味しさが認められた故に世界で有名なカクテルブックに掲載されたからですからね。
競技は4人ひと組のグループで持ち時間6分、入れ替えの準備を数分を挟んで 10 分弱の間隔で 20 テークが延々と続けられます。味覚審査員の方々も 80 杯を延々と飲み続けるのはさぞ大変なことでしょう。司会進行役にはフジテレビのアナウンサーと FM 横浜の DJ が当たっていましたが、二人ともカクテルのことを知らなさすぎで、ちょっとつまらなかったな。トークはこなせるので一人は残すとして、もう一人は野球解説のようにカクテル(というかお酒)に詳しいプロ解説者をつけてくれればいいのになと思った次第。「あのシェイキングスタイルは生粋のホテルマンらしく、セオリーを厳格にまもった手堅いスタイルですね~」とか「あららららら、5杯作りきれませんでしたね~。最後のいっぱいがちょっとだけ量が足らないようです。やってしまいましたね~大きなマイナスです」とか「ボンベイ・サファイヤ(カクテル材料のジンの一種)はヴェーパー・インフュージョン製法による独特の香り付けが特徴で、その華やかさが特徴となっています。」とかもっとお酒の知識を世間に広めるようなことをしてくれれば面白かったのにと思います。
そんな長い長い競技も15時頃には終わり、あとは実際に競技で作られたのと同じカクテルを飲むことが出来る 17:00 開始のカクテルパーティを待つばかりですが、待ち時間が長かったので中華街に寄り道していたら、だいぶ遅刻してしまい O さんのカクテル作品にありつけませんでした。とほほほほ。
そしていよいよ結果発表。銅賞・銀賞・金賞・横浜市長賞(グランプリ)にそれぞれ15人、10人、5人、1人だったでしょうか。なんと我らが地元のバーテンダー、O 氏が銅賞入りという快挙に!! しかしながら上位の賞の多くは都内(特に銀座)のバーにかっさらわれてしまい、横浜のバーはほんの少しだけ。横浜のバーのレベルがまだまだということもあるのでしょうが、やはり横浜市民としてはよそ者に美味しい所を取られてしまうのは悔しいところです。横浜のバーテンダーがグランプリなどを取ってしまった日には、横浜のこれまた新しい新名所が出来るところだったんですけどね。まぁそれにしても O 氏が銅賞ということは、銀座のバーテンダーとも勝負し、中の上くらいの成績を収めたということだからそれだけでも凄いんですよね。これから通うぞ~(笑)
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