ハリー・ポッターと炎のゴブレット(Harry Potter and the Goblet of Fire) / パトリック・ドイル(Patrick Doyle)


ハリー・ポッターと炎のゴブレット のジャケット

[1]物語はつづく(Story Continues) [2]フランクの死(Frank Dies) [3]クィデッチ・ワールド・カップ(Quidditch World Cup) [4]ダークマーク(Dark Mark) [5]外国人旅行者の到着(Foreign Visitors Arrive) [6]炎のゴブレット(Goblet of Fire) [7]リータ・スキーター(Rita Skeeter) [8]シリウスの炎(Sirius Fire) [9]ハリーとドラゴン(Harry Sees Dragons) [10]金の卵(Golden Egg) [11]ネヴィルのワルツ(Neville's Waltz) [12]冬のハリー(Harry in Winter) [13]ポッター・ワルツ(Potter Waltz) [14]水の中のひみつ(Underwater Secrets) [15]ブラックレイク(Black Lake) [16]ホグワーツ・マーチ(Hogwarts' March) [17]迷路(Maze) [18]ヴォルデモート(Voldemort) [19]セドリックの死(Death of Cedric) [20]年の終わり(Another Year Ends) [21]ホグワーツ賛歌(Hogwarts Hymn) [22]ドゥ・ザ・ヒッポグリフ(Do the Hipporgriff) [23]ディズ・イズ・ザ・ナイト(This is the Night) [24]マジック・ワークス(Magic Works)

9362-49631-2 / 2005 / ¥輸入盤

 ダニエル・ラドクリフをはじめとする3人の子役達の交代も囁かれましたが、4作目にあたるこの作品もそのまま続投ということに。しかし相変わらず成長に伴う子役達の変貌ぶりは凄まじく、ちょっと童顔なポッターはまだましな方として、ロンハーマイオニーなんかは第一作と比べると全くの別人。ハーマイオニーは色気がありすぎ。そして物語の構成もどんどんシリアスなものになっています。そろそろ子供向けファンタジーというジャンルから脱しつつあるのかも。

 1作目(賢者の石)に比べてどんどんシリアスになっていく映画本編に対して、3作目(アズカバンの囚人)まではウィリアムズの作る曲もそれに追従するようにより、大人っぽい緊張感の高い音楽になっていきました。どんどんシリアスに入っていくこれらシリーズ作品に対し、ウィリアムズは当作品ではいったいどのような音楽にするのだろうという期待を持っていましたが、4作目からはウィリアムズからパトリック・ドイルにバトンタッチということに。ウィリアムズの新風が聴けないのは残念ですが、シリアスな曲風が得意っぽいパトリック・ドイルに改めて期待ということで。パトリック・ドイルが手がけた映画のサウンドトラックは「フェイク(1997)」しか知らないのですが、重厚でちょっと怖めな音楽が印象に残っています。

 前置きが長くなりましたが、スコアの感想です。一応シリーズものの作品ということもあり、ウィリアムズ時代のお馴染みメロディがほんの申し訳程度に顔を出して来ます。しかし基本的には全く新しい曲風で構成されており、何も知らずに聴くと全く別の映画のサウンドトラックと言っても良いほど、以前のシリーズとの関連性のない音楽になっています。子供向けファンタジー特有の華やかさとわくわく感は殆ど感じられず、その代わりにシリアスで重厚な曲が大方を占めています。最初に聴いたときは、確かに良く出来た曲ではあるけれどメロディ的にはこれと言った特徴のない、シリアスな本編にシリアスな音楽を割り当てただけという、映画の雰囲気に追従するだけの説明音楽みたいだなという感想を持ちました。しかしそれはあくまでも子供向けファンタジー映画という枠の中で持った感想であって、映画の送り手(子役たち)の成長と同様、おそらく映画の受け手(観客)も同じくらい成長していて、こういったサスペンス映画ちっく(なのか?)みたいな音楽の作りは一つの成長と考えるべきなのかも知れません。これもひとつの方向性かな。

 …と、理屈っぽく評論家ぶって書いてみましたが、率直な感想を書くとあんまり好きなサントラじゃないです。それはぼく自身が精神年齢の低い子供っぽい人間なので(笑)、このサントラにもそういったものを求めて買ってみたのでどちらかというと「外した」と思ってしまったため。5作目(ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団)は出るかどうか分かりませんが、もう買わないだろうな~。




--
November 19, 2005 08:44 AM Comments(0) Trackback(0)
コメントする
(必須)
(必須)

    • 投稿ボタンは一度だけ押してください。
    • コメントスパム対策のためにやむなく検閲を設けています。サイト管理人がスパムでないことを確認の後にサイト上に反映させるため、コメントが表示されるようになるまで約一日程度お待ちください。
    • メールアドレスを記入した場合、アドレスは文字コードの形式にエンコードされるのでアドレス収集ロボットなどに補足されにくくなっています。